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ボラ目
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ボラ亜目
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ボラ科
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ボラ属
ボラ
Mugil cephalus
- 他の呼び名:
- イセゴイ、
- イナゴ、
- イナッコ、
- エブナ、
- カネウチボオ、
- カンヅカ、
- スバコ、
- ズボ、
- チクラ、
- チョボ、
- ツクラ、
- ツブラ、
- デコ、
- ナイシ、
- ナンシ、
- フラットヘッドマレット、
- マボラ、
- 鯔、
- 鰡、
- Flathead mullet、
- ぼら
ボラの生態、特徴
Mugil cephalus cephalusの場合もある。
体側に数本の縦帯がある。
眼に脂瞼が発達することで他のボラ科の種との区別をつける。
胸ビレの付け根の上側が青い。
冬場は沖にすみ春を告げるころになると、河川に遡上してくる。
産卵は台湾、フィリピン沖らしいがウナギと同じく解明されていないよう。
エサは主に砂や泥と一緒に小動物や有機物、藻類などを食べる。
分布:ほぼ世界中。ボラボラ島にも住んでるんだろう。
ボラは成長にしたがって名前が変わる出世魚。
関東:ハク → オボコ(スバシリ) → イナ → ボラ → トド
東北地方:コツブラ → ツボ → ミョウゲチ(ミョウギチ) → ボラ
四国地方:イキナゴ → イナ → コボラ → ボラ → オオボラ
などの呼び名がある。
ハク(3cm) → オボコ(10cm前後) → イナ(20cm前後) → ボラ(30〜60cm) → トド(60cm以上)
※ 大きさと呼び名は特に決まりがないようなので、参考程度に…
「とどのつまり」はこのぼらのこと。
2003.2/5は立会川で大量発生したようである。
ボラの釣り方、採り方
ボラ釣りの釣り方は色々ある。
小魚などを主体としているときはルアーが有効。
もちろんサイズもグット。
掛かり釣りや引っ掛け釣りと呼ばれる、大きい3本張りで上から引っ掛けて釣るやり方もあり。
ボラの飼い方
ボラの飼育は簡単なので採集して飼ってみるとよい。
普通の海水魚が飼える環境なら大丈夫だろう。
ただ大きくなるので大きめの水槽、稚魚のうちはよいが幼魚になると飛び出しにも注意。
ボラ類はルアーでも釣れるが基本的にデトリタス食。
水槽の油膜を全部食べてくれるので非常に有効。
ボラの油膜とりは裏技なのかもしれない。
その他藻やサンドの有機物まで食べてくれるので小さいのを2,3匹入れておくとよい。
サンドに頭を突っ込み耕してくれる。
サンゴなどに悪さをすることもない。
ライブロックなどにはあまり近づかなく、何もない広いところしか泳がない。
投入した仔魚も無視して食べたりつついたりすることもない。
サンゴや海草も食べない。
他の魚にちょっかい出すことも一切ない。
何事にも無関心なちょっとおとぼけな全くの無害な魚種。
ボラと混泳可能で問題のない魚種、というより同居していた魚たち。
アサヒアナハゼ、アミメハギ、イシダイ、イダテンカジカ、オキナメジナ、オヤビッチャ、カクレクマノミ、カゴカキダイ、カニハゼ、カワハギ、ギンユゴイ、ギンポ、クダゴンベ、クロサギ、クロメジナ、コウワンテグリ、コケギンポ、コトヒキ、ゴンズイ、サザナミハゼ、シマスズメダイ、セトヌメリ、ソラスズメダイ、ツマグロハタンポ、デバスズメダイ、ナベカ、ホンソメワケベラ、ミミズハゼ、ムラソイ、ヤエヤマギンポ、他のボラ科のボラ、ウミシダ、ミミイカ、エビ、貝、カニ、ウニ、ヒトデ、…
これらは問題ないが幼魚までということと相手に問題がなければなんでもかまわない!(^-^)
ボラとフウライボラの違い、見分け
2010年頃採取してきたボラを10匹位同時に飼ったのだがどうもボラでも種類が違うようである。
飼育後1年で大きくなって逃がした方がボラでさらに1年かけてやっと逃がせるサイズに成長した方がフウライボラだと思われる。
口にかなり違いがある。
成長速度が全く違う。
フウライボラの方が飼育期間が長いのでそちらを参考に。
ボラの食べ方
関東ではあまり料理して食べないようだが、好んで食べる地方もある。
泥の有機物を食べる食性のため場所によって身に臭みが移ってしまう。
寄生虫のため生食はしませんが、刺身にショウガ醤油を付けたりアライで酢ミソで食べる場合もあるよう。
ボラのヘソは珍味?
カラスミはボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させた加工品。
ボラの横からの写真。
12月頃、横浜八景島。
ミノー11cmにバイト。
サイズ 60cm UP。
ボラは脂瞼の関係かよく赤目に写っているがこれはアカメと呼ばれるメナダではなくボラ。
メナダは黒目の周りが赤い。
投稿者 管理人
ボラの特徴である胸ビレの付け根の色と、数本の縦線の画像。
写りが悪く分かりづらい。
2008.01
3.5cm
ショップにて「キララ(ボラベビー)」として購入。
意味不明なので何ボラかきいてみたが当然のことながらわからないとのこと。
生きエサとして\30/匹。
育てるから生きのよいのを2匹購入。
帰って見ると3匹入っていたが、1匹元気がないので3匹入れてくれたのだろう…
水槽投入後すぐに乾燥エサをこれでもかという位食べた。
予想通り翌日1匹(滅)
2008.02
上記の1月にショップ購入したボラ。
ボラの水面油膜とりの画像。
顔のクローズアップ写真。
水ごと吸い込んでいる。
購入当初より顔が大人になった。
酸素不足による金魚の鼻上げに似ている。
2008.02
ボラ、油膜とり2連星。
飼育して約一ヵ月後のボラ。
ボラが油膜とりをしているところの写真。
成長は早い。
が、計ると4cm位。
いつもこのようにして水面の油膜をとってくれている。
市販のどの油膜とり製品よりすぐれていると思う。(笑)
どなたか試してみてださい、そして結果を投稿!
2008.04
頭が大きくなってきた、飼育4か月のボラ。
水槽内で1番のお役たちの魚種。
主に3つの必殺技を持っている。
1.サンドのデトリタスを食べて、耕す。
2.ガラス面に付いた汚れを首を左右に振りながらとる。
3.水面の油膜とり。(オーバーフローの場合油膜がなくなるとやらない。)
投稿者 管理人
2008.02
ボラが油膜とりや底のデトリタスを食べてくれている動画。
いつもこのようにして掃除してくれる。
投稿者 管理人
前半の稚魚は採取して間もない2010年8月。
後半のハイビジョンは11月。
飼育3か月間のボラとフウライボラのムービー。
下記のようにそのまま2年間飼育。
2010.11
8月に投入したボラの稚魚が3か月の飼育でかなり大きくなった。
2008年のショップ購入ではなく、採集してきたボラだ。
この中に2匹フウライボラが混ざっており最初はわからなかったが成長速度がが全く違う。
ボラの方は1年ほどの飼育で大きくなりすぎて採取地に放流した。
フウライボラの方はさらに1年かかり2年かけてようやく2012年8月の放流となった。
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