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ボラ目
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ボラ亜目
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ボラ科
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フウライボラ属
フウライボラ
Crenimugil crenilabis
- 他の呼び名:
- フリンジリップマレット、
- Fringelip mullet、
- ふうらいぼら
フウライボラの生態、特徴
ボラに似るが上の口が分厚く前から見ると丸く嘴の様である。
成長速度はボラよりかなり遅い。
目の周りがオレンジ色っぽく尾ビレの後端縁が黒いのも特徴なのか。
フウライボラの釣り方、採り方
釣りはルアーで釣れたりもするが錨型の釣針で引っかけ釣りもした。
採取の仕方は稚魚は春から磯のタイドプールなどで見かけ、銀色をして集団でフラフラ泳いでいる。
その際体を「く」の字にしたりするので見分けはつく。
ただしボラ科のどのボラかはなかなか断定はできないだろう。
フウライボラの飼い方
フウライボラの飼育は簡単なので採集して飼ってみるとよい。
普通の海水魚が飼える環境なら大丈夫だろう。
ただ大きくなるので大きめの水槽、稚魚のうちはよいが幼魚になると飛び出しにも注意。
ボラ類はルアーでも釣れるが基本的にデトリタス食。
水槽の油膜を全部食べてくれるので非常に有効。
ボラの油膜とりは裏技なのかもしれない。
その他藻やサンドの有機物まで食べてくれるので小さいのを2,3匹入れておくとよい。
サンドに頭を突っ込み耕してくれる。
サンゴなどに悪さをすることもない。
ライブロックなどにはあまり近づかなく、何もない広いところしか泳がない。
投入した仔魚も無視して食べたりつついたりすることもない。
サンゴや海草も食べない。
他の魚にちょっかい出すことも一切ない。
何事にも無関心なちょっとおとぼけな全くの無害な魚種。
ボラと混泳可能で問題のない魚種、というより同居していた魚たち。
アサヒアナハゼ、アミメハギ、イシダイ、イダテンカジカ、オキナメジナ、オヤビッチャ、カクレクマノミ、カゴカキダイ、カニハゼ、カワハギ、ギンユゴイ、ギンポ、クダゴンベ、クロサギ、クロメジナ、コウワンテグリ、コケギンポ、コトヒキ、ゴンズイ、サザナミハゼ、シマスズメダイ、セトヌメリ、ソラスズメダイ、ツマグロハタンポ、デバスズメダイ、ナベカ、ホンソメワケベラ、ミミズハゼ、ムラソイ、ヤエヤマギンポ、他のボラ科のボラ、ウミシダ、ミミイカ、エビ、貝、カニ、ウニ、ヒトデ、…
これらは問題ないが幼魚までということと相手に問題がなければなんでもかまわない!(^-^)
ボラとフウライボラの違い、見分け
2010年頃採取してきたボラを10匹位同時に飼ったのだがどうもボラでも種類が違うようである。
飼育後1年で大きくなって逃がした方がボラでさらに1年かけてやっと逃がせるサイズに成長した方がフウライボラだと思われる。
口にかなり違いがある。
成長速度が全く違う。
飼育して1年間は感情があまりなく餌を認識することもなくなんとなく食べていた。
1年経過するころから慣れだし手からも直接餌を食べ頭ナデナデできるようになった。
非常にかわいいやつでおとぼけキャラである。
ボラも同時に飼っていたので参考に!
フウライボラの食べ方
ボラと同じだと思うのだがよくわからない。
ご存知の方がいれば投稿ください。
2011.07
2010年8月から飼っているフウライボラ2匹。
飼育9ヶ月以上経過。
ボラと同時に飼っていたがボラの方が成長が早く採取地に放流済み。
この頃からやっと餌を認識して食べるようになった。
それ以前は水面を適当にパクパクやって食べていただけである。
投稿者 管理人
2012.01
2010年8月から飼っているフウライボラ2匹。
飼育1年5ヶ月経過。
ボラと同時に飼っていたがボラの方が成長が早く採取地に放流済み。
2012年2月。
飼育1年半経過のフウライボラ
ある程度大きくなり口の特徴がよくわかるようになった。
目と口の周りはメナダの様にオレンジっぽい色にも見える。
これは肉眼では確認できなかったが写真を見て気がついた。
やっと物心がついてきた様である。
投稿者 管理人
2012年5月。
飼育1年9ヶ月経過の動画。
手から直接餌を食べ、頭ナデナデもできる。
2012年6月。
飼育1年10ケ月経過のフウライボラ。
なかなかかわいいやつである。
この後8月に元の場所に放流し2年間の飼育を終了した。
手放したくはなかったが仕方がないことである。
投稿者 管理人
2012年7月。
飼育1年11ヶ月経過の動画。
そろそろ放流間近。
フウライボラ飼育最後の動画。
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